中世のヨーロッパを彷彿とさせる意外なお宝の出会えるかもしれません。
ただ、くれぐれも日本のようなセキュリティー的に安全ではありませんので、ぜひ!防犯はしっかりとおこなって行きたいものです。
泥棒市と呼ばれる蚤の市って、パリの蚤の市が有名ではありますが、実はローマにもあります。「蚤の市」と聞けば、18世紀や19世紀のアンティーク品がゴロゴロ並び、昔の貴族が使ってた銀食器や家具、貴重な掘り出し物の絵画など・・・そんなイメージが思い浮かびます。が、ローマの蚤の市。どこかでは「泥棒市」なんて異名がついているらしいこの蚤の市では、「え?どっかで盗んできたのかい?!」と聞きたくなるような使い古しの靴が片方とか、ナゾの中国人が売るポケモン風のおもちゃとか、なにやら怪しい品々がところ狭しと並ぶ、いかにもローマらしい?楽しい??市場。
ごった返す人々の中に紛れて、スリも活躍するこの蚤の市。そんな意味合いも込めて「泥棒市」と呼ばれているのかもしれません。
怪しい品々の他には、なぜかスーパーで買うより安いトイレットペーパーやシャンプーなどの新品日用品や「ドルチェ&ガッバーナと同じデザインのジーンズ、ただしタグはないよ」「プーマのTシャツだけど、この色はここだけ」などといった出所がはっきりしない安い新品衣料品などなど、エロローマで暮らす人々が「安くお買い物するとき」にも御用達にしている市場でもあります。
ポルタポルテーゼは、こう楽しもう。旅行者の間では「泥棒市」と通称のこの蚤の市は、地元では「ポルタポルテーゼ」と呼ばれています。ローマ時代の城壁が残るローマには、いくつかの門がまだ残されていますが、そのうちのひとつ「ポルテーゼ門」界隈に広がる一帯にこの市が開かれるので、単純にその場所を指して、そう呼ばれているわけです。毎週日曜日、早朝7時頃から午後1・2時頃まで、このポルタポルテーゼ界隈は人・人・人!車も通行規制され、辺り一面は歩行者天国となります。
エリアごとに「アンティーク」「日用品」「衣類」「怪しい裏ビデオ電化製品」「家具」などと分かれていて、その広さは東京ドームの○倍!
もちろん、というか、「ここから日用品の電マエリアですよ~」などと親切に表示されているわけではなく、なんとなく似たようなものを売る屋台が集まっているだけですので案内地図などもありません。両脇にずら~りと並ぶ屋台をのぞきながら、ずんずん歩く!そうすると、どこかで「あ、これいいかも」といった掘り出しモノに出会えるものです。